旅する日本語教師けいちゃん 〜旅編〜

旅をしながらただ日記を書く。

ホイアンも寒くなってきました【N3クラス】

 

 どうも、前野です。

 

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本日は12/20日。クリスマスが近いです。

ホイアンも寒くなってきました。

半袖半ズボンで外を歩くことなどもってのほか。2枚着ていても寒いと感じるほどです。正直ベトナムの寒さを舐めていました。

 

 

そんなところで、今日はN3のクラス。

習う文法は

日本語総まとめ文法N3の66ページから69ページの4ページ。

 

内容はこちら。

 

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文法的な説明を日本語でガツガツとしてしまうと、逆に難しいという印象や難しい日本語を使うことで生徒自身が自分の能力が足りないからわからないんだということを思わせてしまう恐れもあると考えたため、

 

できるだけシンプルにし、生徒に考えさせ、自分で理解させる方針をとっております。

 

方法としては、まずベトナム語と日本語の文を読み比べてもらい、その日本語のベトナム語に相当する部分、語順、使い方を自分で考えてもらう。

 

その上で例文を一つ作ってもらいます。

 

そのときにわからないことがあればその都度質問を受け付けたり、説明を加えたりします。また補助教材としてどういう意味で使うということをスライドに用意し、参考程度に使います。またこちらで例文も考えておきます。なるべく生徒がよく使うであろう言葉や、恋愛関連の面白い文を作っておきます。

 

それだけ準備して授業に臨んでみました。

 

 15分遅れでスタートし、扱う文法は8つ。

 

 

「米粒くらい」「米粒ほど」

 

「若い人ほど」

 

「知れば知るほど」

 

「彼女くらい親切な人はいないい」

 

「あやまることはない」

 

「遅れるということだ」

 

「休むことだ」

 

「どんなにうれしいことか」

 

 

これらです。

授業前3時間前に集まって先生で話をするんですが、日本語を説明するというのは、本当に難しい。

「くらい」と「ほど」の違いから、すべてネットで検索し、意味と用法を確認。そこから例文を考えます。スライドはもう1人の先生が書いてくれました。

 

 

 

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前述の授業の進め方で、まずベトナム語の文と日本語の文を対応させて、読んでもらい、その日本語の文法に対応するベトナム語を理解してもらいます。

 

そのあと例文を言ってもらいます。

 

ここで言ってもらった例文が適切であればオッケー。適切じゃなく、少し違うという場合もありますので、その場合はなぜ違うかを説明するのですが、これが難しい。

 

 

その場で説明するためには専門的な知識が必要であることを思い知らされます。それでもなんとかわかるまで説明して、次は進みます。

 

参考としてこちらで用意した例文を提示していきます。

 

 

ちなみに会話の合間に出てきた新しい単語はその場で翻訳アプリで検索して、生徒のメッセンジャーグループの方に投げます。

 

 

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3人とも忙しく、単語を勉強する暇がないという人もいるので、その人が知らない単語を知れるように、授業で出てきた単語は見逃さず、チェックして提供します。

 

 

90分の授業で文法8つなので一つあたりにかけられる時間は11分ほど。しかし15分遅れで始まってしまったので、最後は駆け足で5分くらいでやってしまいましたが、それぞれの文法に対し、例文を言ってもらい、他の例文も見せることができました。

 

 

最後にフィードバックとして社長のカインさんに「スライドを作って例文をたくさん用意してくれたからよくわかった。」と言われました。これからも続けていきます。

 

 

生徒に他の要望がないかを聞きました。単語、文法、会話や文化、他に授業でしたいことがあるかという質問をしたところ、全部好きだという答えが返ってきました。嬉しい限りです。

 

 

でもその中でも会話をしたいという声があったので、フリーター家を混ぜながらできるような授業を考えていきたいと思います。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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QUEST – 〜探求の旅〜