旅する日本語教師けいちゃん 〜旅編〜

旅をしながらただ日記を書く。

ベトナム人なしの授業の進め方を考えるれべるがあがってくるにつれて、

どうも、前野です!

 

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 僕の所属する日本語学校で現在、ある大きな問題があります。

それは12月末で働いてくれていたベトナム人の先生がやめてしまうという事態です。

これは由々しき事態です。次の先生は決まっていません。

 

設立からもうすぐ1年。

最初はフルタイムで働けるベトナム人の先生がいなかったため、パートタイムの先生を雇い、日本人を中心に手伝ってもらいながら、前の先生にやってきてもらい、6月から僕が先生として所属し、7月にはじめてのフルタイムで働いてくれるベトナム人の先生が来ました。

 

それにより本来、ベトナム語でなければ難しい文法の細かい説明や生徒から質問を受け付けることなどベトナム人の理解度を押し上げることができるようになりました。

 

それから2代目の先生が来て、そのスタイルが定着し始めたかと思っていたのですが、ここにきてその先生が辞めるとなり、後任の先生が決まらないという事態に発展しました。

 

当然先生は探してはいました。スタッフのツテをあたり、Facebookでのリクルートもかけていました。それでも引っかからなかったのです。

 

確かにホイアンという街は観光都市ですが、決して大きい街ではなく、バスで1時間の距離のところにダナンというベトナム第3の都市がありますので、そちらにいろんな事業が集中してしまいます。

 

なのでダナンには日本語学校も多いですし、先生もそこに集まるというのが自然な流れでしょう。ホイアンにはほかに日本語学校がなく、できばかりで知名度も低いため、仕方がないのかもしれません。

 

 

 

 

それならばということで最悪の事態を想定し、ベトナム人の先生なしで授業を行う方法を考えようということになりました。

 

それが直接法の導入です。

直接法とは日本語を母国語なしで日本語のみを使って直接教える方法です。

 

言葉で説明するより動画の方がわかりやすいと思いますので、こちらの動画をご覧ください。

 

リンク

 

直接法という言葉はこの事態の少し前に聞いており、日本にあるラル日本語学校さまとお電話をさせていただいたときに、その学校では日本語を日本語で教える直接法を使っているということをお聞きしました。

 

しかしそのときは日本語歴1年ほどの日常会話をある程度理解できるほどのレベルに達しないと日本語の説明などできないと思っていたのです。それに日本語のわかるベトナム人がいたため、僕達はベトナム人に日本語を教えるところを任せて、どうやったら生徒ともっと打ち解けられるか、もっと話すようになるかに重点を置き、考えてきました。

 

その状態だったのでどうやって日本語を日本語のみで教えればいいのかがさっぱりイメージがつかず、そんなことできるのだろうかと不安になりました。

 

 

そこで上記の動画を見たところ、なるほどと思いました。イメージがつきました。

 

 

動画では発する言葉をはっきりと言い、最小限に抑えています。またジェスチャーを使い、言葉が通じなくても相手にわかるようにしています。それに加えて繰り返し繰り返し同じフレーズを言わせ、印象に残るようにしています。

 

 

なるほど。と。これならできるかもしれないと思いました。少なくとも文法の難しさがまだ低い場合は、この教え方でいける気がします。

 

 

もちろんレベルが上がってくると、身振り手振りだけでは厳しいことも多いです。言葉による説明が必要な時もあります。いやほとんどです。

 

例えば「つまらないんだもん」という文法を説明しようと思ったら、「つまらないから」という理由を表す言い換えと、ニュアンスの説明が必要です。子供であったり、女の子が使うかわいいイメージがあるということを説明する必要があります。それは身振り手振りではしっかり伝わりません。言葉による説明でなければ、この意味をしっかり伝えることは不可能でしょう。

 

 

 

しかしこの文法が出てくるのはN3という日本語歴1年以上の人たちです。このレベルになると、日本語の語彙も文法もたくさん知っており、説明は容易です。日本語で説明することでそこで知らない単語を言えば語彙力の向上にもつながるし、説明を聞くことでリスニング力も上がると見込めます。

 

 

 

やめてしまうベトナム人の先生に週2日だけ働いてくれという提案も今はしていますが、もう1人の日本人の先生かっちゃんが受け持つ授業が増えることは間違い無く、ベトナム人のサポートなくしてやらざるを得ない授業が出てくるのは免れない事態です。

 

 

僕はその時期武者修行アドバンスというインターンに参加し、1月はニュージーランドへ旅に行きます。なのでその間協力することはできませんが、使える動画や直接法の動画を見たりしてそれでかっちゃんの授業に活かせるものがあれば、伝えていきたいと思っています。

 

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

ただいまポルカにて初めてのプロジェクトを立ち上げました。お題は「ニュージーランドへ旅したい!」です。

 

リンク

 

実はニュージーランドへ旅をする資金が足りません。みなさまのささやかなご支援をお待ちしております。

お返しとしましては、Facebook非公開グループに招待し、そこでニュージーランドの魅力を発信していこうと思っています。

 

どうかお願いいたします。

 
ニュージーランドを旅したい! - polca(ポルカ)

 

 

こちらのブログにて旅の情報発信もしています。

QUEST – 〜探求の旅〜